申告しないと損をする!「医療費控除」の対象と手続き

                 

執筆:保険マンモス編集部/更新:2015年07月08日

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医療費控除もお忘れなく

手術や入院をして医療費の負担額が高額になった場合でも、健康保険の高額療養費制度で1ヵ月の自己負担には限度額があり、一般の人であれば8万円程度ですみます。

高額療養費制度について詳しくはこちら

この高額療養費制度については既にご存じの方も多いと思いますが、高額な医療費を支払った場合に使えるもう一つの制度「医療費控除」はご存じでしょうか?

医療費控除とは税金に関する制度で、簡単に言うと所得税・住民税が安くなる制度です。具体的には1年間に支払った医療費が10万円を超えた場合に、超えた額(最高200万円)を所得から控除することができます。控除できるということは、その分課税所得が少なくなるということなので、税金も減額されるということです。
※総所得金額が200万円未満の場合は、その5%

例えば、1年間に医療費を15万円支払ったとすると、5万円(=15万円-10万円)を所得から控除できます。これが実際にどれくらいのメリットになるかというと、所得税率が20%の人であれば、所得税が1万円(5万円の20%)安くなります。

また医療費控除は住民税(税率10%)にも適用されますので、住民税が5千円(5万円の10%)安くなります。つまり、トータルで税金が1万5千円安くなります。

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医療費控除の対象となる医療費

このように結構お得な医療費控除ですが、もう一つうれしいことがあります。それは医療費控除の対象となる医療費がわりと幅広いということです。

高額療養費制度の場合は、基本的に健康保険が適用される医療費が対象ですが、医療費控除は自由診療の医療費や薬局などで買った市販薬などの代金も対象となります。

通常の病気やけがでは、自由診療の治療を受けるケースはあまりないと思いますが、歯科治療では金の詰め物やインプラントなど自由診療を受けることも十分にあるのではないでしょうか? またレーシック手術なども医療費控除の対象となる自由診療治療にあたります。

医療費控除の対象となる医療費

●医師や歯科医師による診療や治療の費用
病院や歯科医院で受ける治療の医療費(自由診療も含む)。ただし、大人が見た目を気にして行う歯列矯正や美容整形は対象外。
●薬局などで購入した薬
風邪薬など治療のための医薬品代。ただし、ビタミン剤など健康増進や病気予防のための医薬品代は除く。
●あんまや鍼、お灸、接骨院等の治療費
あんまマッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師などが行う治療。ただし、単なる肩こりや疲労回復の施術は除く。
●助産師の介護費用
●介護保険制度にもとづく介護サービスの自己負担額
●通院のための交通費
公共交通機関の交通費、公共交通機関で通院できないような病気・ケガの場合のタクシー代等。自家用車のガソリン代、駐車場代等は対象外。

医療費控除の対象となる費用は、上記費用で実際に支払った(負担した)額です。したがって、公的および民間の保険などで費用について補てんがあった場合は、その補てん額は差し引いて計算することになります。

例えば、高額療養費制度により支給された金額や出産一時育児金がその補てんに該当します。民間の医療保険で手術給付金・入院給付金などを受け取った場合もその額を差し引かなければなりません。

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医療費控除の手続き

それでは、年間に10万円以上の医療費の支払いがあって医療費控除を受けたい場合にはどのような手続きを行えばよいのでしょうか?

医療費控除は税金についての制度なので、その手続きは確定申告で行います。確定申告は自営業の方は毎年行っていることですが、会社員や公務員などの給与所得者の方は経験のない方も多いことでしょう。

はじめてのときは大変だと思いますが、国税庁の確定申告サイトにも申告書類作成ツールがありますので、それらを利用すれば比較的簡単に必要書類を作成することができます。

医療費控除だけの申告であれば、基本は、源泉徴収票の数字を転記し、医療費の明細を作成するだけなので、ぜひチャレンジしてみてください。

なお、医療費控除の申請には支払った医療費の証明として領収書が必要となります(公共交通機関の交通費等は除く)。

病院の領収書や薬を買ったときのレシートを保管・整理している人はあまりいないかもしれませんが、高額な医療費を払ったときに医療費控除を受けるためには必要なことです。これまで保管していなかった方は、今後医療費の領収書は捨てずにとっておくようにしましょう。

確定申告や領収書の保管など、活用するには少し面倒な医療費控除ですが、高額な医療費を支払ったときにその負担を軽減してくれるありがたい制度なので、上手に活用するようにしたいものです。

執筆者プロフィール

保険マンモス編集部

元出版社の編集者兼ライター2人と、外資系生命保険会社と乗合代理店合わせて約20年の募集人経験を持つライター。全員がFP資格を持ち、保険マンモスのサイト全般の執筆を担当。

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