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変わりつつある生命保険の加入経路

変わりつつある生命保険の加入経路

執筆:保険マンモス編集部

更新:2015年12月04日

直近の加入チャネル

生命保険文化センターから平成27年度「生命保険に関する全国実態調査(速報版)」が公表されています。この調査は、実態調査という名のとおり生命保険の加入状況に関して様々な項目があり、とても多くの情報を得ることができます。今回はその中から生命保険の加入チャネルに関する集計結果について考察してみたいと思います

直近に加入した契約の加入チャネルで最も割合が高いのが「生保の営業職員(訪問)」で49.7%となっています。これは自宅や職場に訪問してくる生命保険会社の営業職員で、以前から生命保険の主要な加入経路でした。第2位の「保険代理店の窓口や営業職員」が9.4%なので、40%もの差があり現在でも生命保険加入の主要チャネルであることは変わりありません。ただし、過去3回の調査結果の推移をみてみると平成19年から下降傾向にあることがわかります。一方で「保険代理店の窓口や営業職員」は平成19年の3.8%から毎回上昇傾向にあります。

平成25年度の加入チャネルの第3〜5位は、「郵便局の窓口や局員」8.8%、「保険会社・JAなどの窓口」7.0%、「勤め先や労働組合」6.6%です。

直近加入契約の加入チャネル(推移)

今後、加入意向のあるチャネル

次に、今後、生命保険に加入する場合に最も加入意向のあるチャネルです。
最も割合が高いのは「生保の営業職員(訪問)」で32.5%です。第2位の「保険会社・JAなどの窓口」の14.8%とは大きな差があり、今後の加入意向においても生命保険会社の営業職員からの加入を考えている人が非常に多いことがわかります。しかしこれも直近の加入チャネル同様、前回調査より減少しています。

平成25年度の加入意向チャネルの第3〜5位は、「郵便局の窓口や局員」13.4%、「保険代理店の窓口や営業職員」12.7%、「通信販売」9.9%です。

「保険代理店の窓口や営業職員」は、この項目でも平成19年の5.5%から毎回上昇しています。他のチャネルが減少したりあまり変化がなかったりする中、少しずつとはいえ着実に増えていることが印象的です。

今後の最も加入意向のあるチャネル(推移)

これからどうなる?

この調査結果を見ると、生命保険の実際の加入経路として生命保険会社の営業職員がとても大きな割合を占めていること、また加入する側の意識としても、保険に入ろうとしたときにまず思い浮かぶのが生命保険会社の営業職員であることがわかります。生命保険のシェアが高い大手生保が、長年そのような販売をメインにしてきているので当然のことかもしれません。

しかし、保険の流通の世界では、通販(インターネット含む)や銀行・証券会社、保険代理店など、従来の生保営業とは違う複数のチャネルが現れてきています。それぞれ、まだ比率は小さいですが認知度は上がってきているはずです。

その中でも、少しずつとはいえ目に見えて増えてきているのが保険代理店からの加入です。直近加入契約でも今後の加入意向でも共に上昇してきています。いわゆる保険ショップがここ数年急激に店舗数が増えてきていて、CMを目にする機会も増えてきました。また保険マンモスの保険相談サービスでご紹介しているFPさんも、このアンケートの加入チャネルとしては保険代理店に含まれます。保険代理店からの加入は現在は9.4%ですが、このペースで増えていけば次回調査では2桁に乗り15%近くになるのではないでしょうか?

そうなってくると、生命保険の加入経路も、これまでの生命保険会社の営業職員が寡占していた状態から一気に変わり始めることになるかもしれません。実際に大手生命保険会社も代理店経由の販売を増やそうとしたり、グループ会社として代理店を運営したりするようになってきています。

もしかしたら、10年後、20年後には私たちの保険加入経路の常識が全然違ったものになっているかもしれませんね。

保険マンモス編集部

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マンモス編集部
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