ライフステージ別 保険設計の考え方社会人になったらどうすればいいの?
親から経済的に自立するための心構えとして、しっかり加入しておくことが必要です。
ただし、一般的には、死亡保障については、自分が亡くなった時にかかる費用くらいは遺族に負担させないようにしておくという程度のもので十分で、ご自身の病気・ケガの治療のために医療保険を検討するのがまずは必要と考えられます。
(ケース1)両親が掛けてくれている保険がある
かんぽ生命(旧郵便局の簡易保険)の「養老保険」であるケースが多い。または、大手生保の『定期保険特約付・終身保険』や『アカウント型』(注1)と呼ばれる、どちらかというと『高額の死亡保障』にウェイトを置いた商品に加入しているケースがほとんどです。
「養老保険」の場合は保険期間が決まっていて、満期になると特約も含めてすべての保障が終了します。とりあえず今のままでいいやと保険の見直しを先延ばしにしているうちに、健康上の理由で保険に入れなくなったりすることもあるので注意が必要です。
また、大手生保の『高額の死亡保障』にウェイトを置いた商品の場合は、保障があっていない(大きすぎる)可能性が高いので、一度見直しが必要だと思われます。
(ケース2)付き合いや義理加入・職場で加入した
会社に来ているセールスレディから、よく検討せずに加入をした方は、大手生保による職域販売という制度で加入している場合が多いです。この場合は『定期保険特約付・終身保険』や『アカウント型』(注1)と呼ばれる、どちらかというと『高額の死亡保障』にウェイトを置いた商品に加入しているケースがほとんどです。
『高額の死亡保障』にウェイトを置いた商品の場合は、保障があっていない(大きすぎる)可能性が高いので、一度見直しが必要だと思われます。
(ケース3)無保険
親からの保険の引き継ぎがなく、またセールスに出会う機会もなかったため、未加入のままという場合です。
無保険状態で長い期間いることは、保険の加入リスク(加入できるか否か)を著しく増大させることになるので、『必要と判断するのであれば』早めに行動するのが良いと考えます。
(注1)『定期保険特約付・終身保険』や『アカウント型』国内の大手生命保険会社が積極的に販売した結果、6〜7割という高い商品シェアを誇っている商品。メインの契約を終身・死亡保障か終身・医療保険にして、その上に1,000万〜5,000万円の比較的高額な掛捨ての定期保険・特約が付加されているケースが多いので、新社会人の方の場合、それだけの高額保障が自分のニーズに合致しているか見極める必要があると思います。
保険の見直しや加入にあたって、何に注意すればよいでしょうか?
(1)加入目的についての優先順位をつけ、明確にする。
(2)検討する上でのアドバイス
独身の場合、一般的にはまだ扶養している家族がいるわけではないので、大きな額の死亡保障が必要というわけではありません。
もちろん、家族に仕送りをしていて家族がそれをあてにして生活をしているような場合は、もしあなたが亡くなると、家族は経済的に困りますので、家族が受け取り人になる死亡保険が必要です。
とはいえ、自分自身のことを守れないと話が始まらないので、独身の方の場合、優先順位としては、ご自身が病気をした場合のリスクをまずしっかりカバーすることを考えましょう。
それができた上で、死亡保障について考えるというのが一般的だと思います。
死亡保険について検討する場合、以下のポイントを注意しながら検討してください。
ここで
「死亡保障ゼロではまずいな。じゃ、いくら位が妥当なんだろう?」という場合は、『いくら(保険金額)』が『いつまで(保険期間)』必要ですか?
ということが、重要なテーマになります。
『いくら(保険金額)』は、独身の方の場合、一般的には自分自身が亡くなった時の死後の整理資金(お葬式代・お墓代)ということになり、金額としては大体200万〜500万円程度をめどに、予算とのバランスで設計していきます。
『いつまで(保険期間)』については、目的が“死後の整理資金”で、死亡というのは、いつ起こるか分からないが、誰でも100%起こりうることなので、一生涯(終身)の保険期間があるものを設計されることが多いようです。
新社会人の場合は、まだまだ保険の重要性が感じられないこともあるかもしれませんが、生命保険は体が健康でなければ加入できなかったり、不利な条件で契約せざるを得なかったりする、極めて特殊な金融商品です。
早いうちにある程度の金額の保険に加入しておくということもアリかもしれません。
保険の重要性に気がついて、これからしっかり先を見据えた保険の加入を検討したいと思った方は、保険のプロであるファイナンシャル・プランナーに相談して、基本から教えてもらうのも良いかもしれません。
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